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まぶた・目の下のたるみのお悩み専門WEBメディア

【医師監修】クマ取り失敗でしわが増えた7つの原因&医師の見極め方

「目の下のクマを消して、すっきりした明るい印象になりたい!」そう思ってクマ取り治療を受けたのに失敗。気づいたら細かいしわがたくさん増えた…。

クリニックに問い合わせても「個人差があります」「時間が経てば落ち着きます」と言われるだけで、納得できる説明が得られない…。鏡を見る度に落ち込んで、「あの時、治療を受けなければ…」と、ショックを受けている方もいるでしょう。

一方で、これからクマ取り治療を検討しており、SNSやネットの情報を見て「本当に大丈夫なのか」と迷っている方もいるかもしれませんね。

形成外科専門医のDr.やなは、長年まぶたの治療に携わる中で、他院で期待とは異なる結果になった患者さんを何人も診てきました。実は、多くの失敗には原因があり、事前に知識を持つことで避けられる可能性が高いのです。

この記事では、クマ取り治療でしわが増えた原因と対処法を7つに分けて解説し、失敗を防ぐための医師の見極め方までお伝えします。

すでに失敗してしまった方も、これから治療を受ける方も、ぜひ参考にしてください。

クマ取り失敗でしわが増えた原因7つと失敗例

クマ取り失敗でしわが増えた原因

早速、クマ取り治療でしわが増えた7つの原因と対処法を解説していきます。

原因を知ることで、失敗への対処法や今後の選択肢が見えてくるでしょう。

原因① 脂肪除去量が多すぎてくぼみができた

まずは、脂肪の取りすぎです。

クマ取りの経結膜脱脂(けいけつまくだっし)や下眼瞼切開法(かがんけんせっかいほう)で必要以上に脂肪を除去してしまうと、目の下がくぼんで影ができ、しわやたるみが目立ちやすくなります。

一定量の目の下の脂肪は、ふっくらとした若々しい印象を作るクッションの役割を果たしています。そのため、このクッションを取りすぎると、皮膚が骨や筋肉に近づき、凹凸がはっきり見えてしまうのです。

対処法

失われたボリュームを補う治療が有効です。

脂肪注入なら、自分の太ももや腹部から採取した脂肪を目の下に注入することで、ふっくら感を取り戻せる見込みがあります。

ヒアルロン酸注入も選択肢の1つです。ただし、数カ月から1年程度で体内に吸収されるため、定期的なメンテナンスが必要になる場合があります。

PRP療法(多血小板血漿療法)は、自身の血液から血小板を抽出して注入し、皮膚の再生を促す治療で、併用されるケースも見られます。

原因② 皮膚のたるみが残ったまま脂肪だけ取られた

脂肪を除去しても皮膚のたるみが改善されないと、余った皮膚がしわになり残ってしまいます。年齢を重ねると皮膚の弾力が低下し、伸びた皮膚が元に戻りにくくなるのです。

脂肪がクッションの役割を果たしていたため、除去後にたるんだ皮膚がだらんと垂れ下がり、細かいしわが増えた印象になることがあります。

脂肪除去と同時に、余剰な皮膚を切除する処置が必要だったケースも多く見られます。

対処法

下眼瞼切開法による余剰皮膚の除去が選択肢の1つになります。まつげの生え際に沿って切開し、余った皮膚を取り除くことで、しわを改善できる可能性があります。

軽度のたるみであれば、レーザー治療高周波治療で皮膚を引き締める方法も検討できるでしょう。これらの治療は、皮膚の深部に熱エネルギーを届けてコラーゲンの生成を促し、たるみの改善が期待できます。

ハムラ法への修正も選択肢の1つです。脂肪の位置を移動させてクマを改善する方法で、表ハムラ法であれば余剰な皮膚の切除も同時に行えるため、たるみにも対応できます。

再手術のタイミングや適切な治療法については、専門医とよく相談して決めることが大切です。

原因③ 切開位置や縫合技術が不適切だった

クマ取りの下眼瞼切開法では、切開位置や縫合の技術が仕上がりに大きく影響します。

まつげの生え際に沿って切開するのが基本ですが、切開位置が不適切な場合や、縫合が粗雑な場合では、傷跡が目立ったり皮膚が引きつれてしわになりやすいです。

切開位置が低すぎると傷跡がはっきり見えてしまい、高すぎるとまつげに影響が出る場合があります。また、縫合時の引っ張る力が強すぎると、皮膚が引きつれて細かいしわができやすいでしょう。

対処法

傷跡が目立つ場合は、傷跡修正手術を検討できます。傷跡を切除して再度丁寧に縫合し直すことで、より目立たない状態を目指せます。

レーザー治療は、傷跡の赤みや凹凸の改善が期待できます。皮膚の再生を促して傷跡が薄くなる可能性があります。

盛り上がった傷跡にはステロイド注射が検討される場合もあります。ただし、傷跡の状態によっては、大幅な改善が難しいことを理解しておきましょう。

原因④ 術後の腫れが引いた後に皮膚が余った

手術直後は腫れで張っていた皮膚が、腫れが引くと余ってたるみ、しわが増えることがあります。

このような失敗は、腫れによって、一時的に皮膚が引き伸ばされることを考えなかった場合に起こりやすいです。

特に皮膚の弾力が低下している方は、腫れが引いた後に皮膚が元に戻らず、だらんと垂れ下がってしまう可能性もあるでしょう。

術後2〜3日程度が腫れのピークで、その後1〜2週間程度で目立つ腫れは落ち着きますが、細かいしわが増えたことで、治療前より老けて見えるようになり、後悔するケースもあります。

対処法

皮膚の余剰が軽度であれば、レーザー治療高周波治療で引き締める方法が検討できます。皮膚の深部を加熱しコラーゲンの収縮と再生を促すことで、たるみの改善が期待できるでしょう。

余剰が重度の場合は、再手術で余った皮膚を切除する必要があるかもしれません。下眼瞼切開法で余剰皮膚を取り除くことで、しわを減らせる見込みがあります。

ただし、症例によっては、医師の判断に従い、仕上がりが安定する3〜6カ月程度は経過を見てからの検討もあるでしょう。

原因⑤ 脱脂単独では不十分なケースで脱脂のみを行った

特に以下のようなケースでは、脱脂単独では十分な効果が得られず、かえってしわが増えた結果になるおそれがあります。

【皮膚が薄い方の場合】

生まれつき目の下の皮膚が薄い方は、脱脂後に血管や筋肉の凹凸が透けて見えやすく、しわも目立ちやすい傾向です。脂肪のクッションがなくなったことで、皮膚の薄さがより顕著になる場合があります。

【複合的な原因がある場合】

脂肪の突出だけでなく、たるみ、色素沈着、皮膚の薄さなど、複数の要因が絡み合うケースも少なくありません。脱脂単独で施術すると、一部の症状は改善されても他の問題が残ったり、または悪化することが考えられます。

たとえば、加齢によるクマの場合、脂肪の突出だけでなく、その下のくぼみや皮膚のたるみも同時にあることが多いです。脱脂だけを行った結果、クマは改善されても新たにしわの問題が生じて、満足につながらないケースも見られます。

対処法

脂肪注入ヒアルロン酸注入でボリュームを補う方法が検討されます。失われたクッションを補うことで、血管や筋肉の凹凸が目立ちにくくなり、しわの改善を目指せる場合があります。

PRP療法は、皮膚の再生を促す治療として検討されます。自分の血液から血小板を抽出して注入することで、血小板が放出する成長因子によりコラーゲンの生成が促され、皮膚の質の向上が期待できます。

また、複合的な原因がある場合は、ハムラ法(表ハムラ法または裏ハムラ法)で脂肪を移動させることで、くぼみを埋めながらクマを改善できる可能性があります。レーザーや高周波による引き締め治療を併用することで、たるんだ皮膚の改善も期待できるでしょう。

原因⑥ 医師の技術力や経験が不足していた

目の下のクマ取り治療は、顔の中でも特に繊細な技術を要する部位です。解剖学的な知識と豊富な経験がなければ、適切な判断ができません。

技術力や経験が不足している医師が施術すると、脂肪除去量の判断ミス、切開位置のずれ、縫合の不備などが起こりやすくなります。その結果、左右差などが生じるケースも見られます。

形成外科の基本的なトレーニングを受けていても、個人差に応じた微妙な調整ができず、画一的な治療になりやすいです。同じ手術でも、やはり執刀する医師の腕によって結果が大きく変わる傾向です。

対処法

技術不足による失敗の場合、クマ取り治療の専門医や形成外科専門医による修正手術を受けることが重要です。

眼瞼下垂やまぶたの治療を専門にする医師であれば、複雑な修正にも対応できるでしょう。

修正手術では、初回手術で生じた問題を正確に把握し、適切な方法で改善を図る必要があります。脂肪の取りすぎには注入、左右差には再調整、傷跡には修正手術といったように、状況に応じた対処が求められるのです。

一般的に、修正手術は初回手術よりも難易度が高い傾向で、より高い技術力が必要になります。症例写真や口コミなども十分に確認し、実績のある医師を慎重に選びましょう。

原因⑦ カウンセリングで適切な診断がされなかった

クマにはいくつかのタイプがあり、それぞれ原因が異なるため適切な治療法も変わってきます。

  • 黒クマ:目の下の脂肪の突出により影ができて黒く見える
  • 青クマ:血行不良や皮膚の薄さで血管が透ける
  • 茶クマ:色素沈着によって茶色く見える

適切な診断がされないと、不向きな治療法を提案されて、しわが増えたなどの失敗につながるのです。中には、皮膚の状態を考慮せずに、そのクリニックの画一的な治療を提案されるケースもあります。

その結果、期待した効果が得られなかったり、かえって悪化する可能性もあるでしょう。

カウンセリングでは、患者さんの希望だけでなく、骨格、皮膚の厚さや弾力、年齢、クマのタイプなどを総合的に評価してもらう必要があります。

対処法

不適切な診断による失敗の場合、まずはセカンドオピニオンを受けて正確な診断をしてもらうことです。

現在の状態を詳しく診察してもらい、どのような治療が適しているのか、状況によっては複数の医師の意見を聞くことも検討しましょう。

適切な修正治療を受けることで改善できる可能性があります。

以上、クマ取りの失敗でしわが増えた7つの原因と対処法について解説しました。原因を理解することで、あなたに合った対処法を検討する参考にしてください。

※ここまで解説した原因・対処法には個人差があります。実際の治療を検討される際は、必ず信頼できる医師の診断を受け、自身の状態に合った方法を選択してください。

クマ取り治療の失敗を防ぐ医師の見極め方は?

クマ取り治療の失敗を防ぐ医師の見極め方

これからクマ取り治療を行う方が失敗しないためには、どのクリニックを選ぶかよりも、どの医師にお願いするかが最も重要です。

ここでは、信頼できる医師を見極める具体的なポイントを解説します。あなたに合った医師を選ぶことで、失敗のリスクを大きく減らせるでしょう。

経験豊富で専門性の高い医師を選ぶ

改めて、クマ取りの仕上がりは、執刀医の経験と専門性が大きく影響します。まず、形成外科専門医などの資格を持っているかどうかが、1つの判断基準になります。

そして、目元の治療には専門的な知識と技術が必要になるため、眼瞼下垂やまぶたの治療を専門にする医師を選ぶことも視野に入れましょう。(眼形成外科など)

これらを踏まえて、症例写真を見せてもらい、あなたの希望に近い仕上がりの実績があるかを十分にチェックしましょう。

症例写真を確認する際は、治療前後の変化だけでなく、仕上がりの自然さにも注目してください。左右差がないか、不自然なしわが増えていないかなどをチェックしましょう。

カウンセリングの対応で信頼性を判断する

信頼できる医師かどうかは、話し方や診察の丁寧さからも見えてきます。

執刀医自身があなたの悩みをしっかり聞き、時間をかけて診察してくれるかを確認しましょう。短時間で終わる流れ作業のような診察では、個別の状態に合わせた適切な治療はできません。

リスクやデメリットも含めて説明してくれることは1つの判断基準です。その一方で、良いことばかり言って高額な治療を勧めてくる場合は、注意が必要でしょう。

以下のような対応が見られたら、そのクリニックは一歩引いて検討したほうがいいかもしれません。

  • 他の治療法との比較説明がない場合
  • 症例写真の加工が疑われる場合
  • 質問に対して曖昧な回答しか返ってこない場合
  • カウンセラーが無理に契約を迫ってくる場合(今日だけ特別価格ですなど)

信頼できる医師は、骨格や皮膚の状態、クマのタイプを丁寧に診察し、あなたに適した治療法をしっかり提案してくれます。

実際にカウンセリングで話してみて、「この人になら任せられる!」と感じられるかどうかも、重要な判断基準になるでしょう。

まとめ:納得できるクマ取りは信頼できる医師へ

まぶた手術を得意とする 形成外科Dr.簗(やな)

ここまでお読みいただきありがとうございます。
安心してほしいのは「失敗には必ず原因があり、多くの場合は対処できる」その事実を知ることです。

すでに治療を受けた方は、修正によって改善できる可能性があります。これから受ける方は、医師選びを慎重にすることで、失敗のリスクを大幅に減らせるのです。

くれぐれも、執刀する医師によって結果が大きく変わることを忘れないでください。

あなたが納得できる結果を手に入れるために、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。

現在、目の下のクマに悩んでいる方で、青クマ・黒クマ・茶クマの特徴や原因、それぞれの対策について学びたい方は下記も合わせてご覧ください。

クマ取り治療で広く採用されている方法の1つが脱脂手術です。切る・切らない手術の違い、治療の流れや費用相場など、詳しく知りたい方には下記の記事が参考になります。

形成外科Dr.やなの監修コメント

クマ取り治療に失敗して後悔している方から、相談を受けることがあります。話を聞くと、カウンセリングがわずか数分で終わってしまった、リスクの説明がほとんどなかった、などのケースが見られます。

治療前の診断とカウンセリングは、手術そのものと同じくらい重要です。どんな医師であっても、患者さんの目元の状態をじっくり診察し、どの治療法が最適かを見極める時間が必要なのです。

記事にもありましたが、修正治療は初回手術よりも難しいケースが多く、より高度な技術が求められます。そのため、しわが増えた失敗で今悩んでいる方は、修正の経験が豊富な専門医を探すことをおすすめします。

後悔しない選択をするために、私でよければ遠慮なく相談してください。

まぶた手術を得意とする形成外科Dr.簗(やな)由一郎

監修:簗 由一郎

形成外科専門医の簗(やな)由一郎です。眼瞼下垂などの「まぶたの手術」を専門に、埼玉・東京の医療機関で診療しています。20年以上の経験と技術で、自然で負担の少ない治療を心がけています。お悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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形成外科専門医Dr.やなが運営する、まぶた・目の下のたるみ・クマ・眼瞼下垂治療の専門WEBメディア。埼玉・東京・茨城の10院以上で、目の下のたるみ取り・クマ取り・眼瞼下垂手術を専門に保険適用で治療します。自費の場合も、なるべく負担のないように低価格で医療をご提供したいと思い、まぶたの悩み専門メディアを立ち上げました。