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まぶた・目の下のたるみのお悩み専門WEBメディア

【医師監修】眼瞼下垂手術後いつから仕事復帰?ダウンタイムを徹底解説

「仕事はいつから復帰できるの?」
「術後の腫れた顔で職場に行けるの?」
「いったい何日休めばいいかわからない」

治療を決断したいのに、こうした不安がぐるぐると頭の中を巡っていませんか?

眼瞼下垂の手術は、視野や見た目の改善を目指せる治療法です。でも、働き盛りの社会人にとって、仕事を休むことへの心理的ハードルは高いものですよね。

上司や同僚への配慮、お客様への対応、業務の遅延など…考えることがたくさんあって、特に人手不足の職場ではなかなか踏み出せない方も多いでしょう。

形成外科専門医のDr.やなが診療で感じるのは、ダウンタイムへの過度な不安から、本来なら今すぐ受けられる手術を何年も先送りにしている方が多いことです。実際は、事前にしっかり計画すれば、思ったよりスムーズに仕事復帰できる方がほとんどです。

この記事では、手術方法別のダウンタイム期間、職種ごとの復帰目安、そして術後に避けるべき行動まで、仕事復帰に必要な情報を詳しく解説します。

最後まで読めば、あなたの職種や働き方に合わせた現実的なプランが見えてくるはずです。ぜひ参考にしてみてください!

眼瞼下垂手術後のダウンタイム期間はどのくらい?

眼瞼下垂手術後のダウンタイム期間

眼瞼下垂の手術後どのくらいの期間で仕事復帰できるか、ダウンタイム期間は選択する手術方法によって異なります。

術後には腫れや内出血、軽い痛み、まぶたのつっぱり感といった症状が現れるのが一般的です。これらの症状は時間とともに落ち着いていきますが、回復スピードには個人差があるため、医師の指示をしっかり守ることが重要になります。

では、早期の仕事復帰を考える上で、主な手術法3つのダウンタイムの目安を理解しておきましょう。

挙筋前転法(切開法)

挙筋前転法(きょきんぜんてんほう)は眼瞼下垂の手術の中で最も一般的に行われている方法です。上まぶたの皮膚を切開し、伸びたり外れたりした眼瞼挙筋腱膜を瞼板(けんばん)の前面に折り返して固定することで、まぶたを持ち上げる力を回復させます。

ダウンタイム期間は「1~2週間程度」が目安となります。腫れや内出血のピークは術後2〜3日目に訪れ、その後徐々に落ち着いていきます。

抜糸は術後1週間前後に行われ、このタイミングで強い腫れは落ち着いていく傾向です。ただし、自然な見た目(完成形に近い状態)になるまでには約3カ月程度かかることも知っておきましょう。

個人差はありますが、2週間ほど経過すると人前に出ても違和感が少ない程度まで回復するケースが多いです

挙筋前転法を検討されている方は、この術式のデメリットも事前に把握しておくことが重要です。リスクや注意点を理解した上で、それでも多くの医師や患者さんに選ばれ続けている理由は、下記の記事で詳しく解説しています。

眉下切開法

眉下切開法は、眉毛の下縁に沿って切開し、余分な皮膚を切除する手術方法です。まぶたの皮膚がたるんで視野を狭くしている「偽性眼瞼下垂(皮膚弛緩性眼瞼下垂)」に適応されることが多く、眼瞼挙筋の機能低下による真性眼瞼下垂の根本治療とは異なります。

ダウンタイム期間は「1~2週間程度」が目安です。傷跡が眉毛に隠れやすく目立ちにくいというメリットがあり、眉メイクである程度カバーできるのは嬉しいポイントです。

挙筋前転法と比べて腫れや内出血が少ない傾向にあり、抜糸は術後1週間前後に実施されます。眉の形を整えながら視野の改善を目指せるため、見た目の印象も自然に仕上がりやすいのが特徴です。

術後の腫れ方には個人差がありますが、比較的穏やかに回復していくケースが多いでしょう。眉下切開の傷跡の経過や、傷跡が長引きやすい人の特徴などについて知りたい方には、下記の記事が参考になります。

切らない眼瞼下垂手術

切らない眼瞼下垂の手術は、正式には「埋没式挙筋短縮術」や「経結膜的挙筋腱膜固定術」などと呼ばれます。メスで皮膚を切開せず、まぶたの裏側(結膜側)から糸を通して挙筋腱膜やミュラー筋を瞼板に固定する方法です。

ダウンタイム期間は「3日〜1週間程度」が目安となります。切開しないため腫れや内出血が少なく、術後の回復が早いのがメリットです。

ただし、効果の持続性については個人差があり、糸が緩んで長期的には元の状態に戻る可能性があります。一般的に5年程度の持続期間とされることが多く、症状が軽度~中等度のケースでの適応がよく見られます。

重度の眼瞼下垂には適さない場合があるため、医師とよく相談してあなたに合った方法を選ぶことが大切です。

以上、眼瞼下垂の手術方法別にダウンタイム期間を解説しました。

【職種別】眼瞼下垂手術後の仕事復帰‐目安‐

眼瞼下垂手術後の仕事復帰の目安

実際に仕事復帰できる時期は、職種によっても変わってきます。人前に出る頻度や体への負担、見た目への配慮が必要かどうかで、適切なタイミングは異なるのです。

下の表で、代表的な職種ごとの仕事復帰の目安を確認してみましょう。

職種 切開法
復帰目安
切らない手術
復帰目安
注意点
接客・販売業 10~14日 5~7日 お客様と至近距離で接する
営業職(対面) 10~14日 5~7日 第一印象が重要な場面が多い
介護・医療職 7~10日 3~5日 体を動かす場面があるため慎重に
運転業務 7~10日 3~5日 視野の確保と安全運転が最優先
製造・建設業 14日以上 7~10日 重労働や力仕事は控える必要あり
教師・講師 10~14日 5~7日 多くの人の視線を浴びる環境
オフィスワーク 7~10日 3~5日 腫れが目立つ間は周囲への配慮が必要
在宅デスクワーク 3~5日 2~3日 人と会わないため早期復帰しやすい

※おおよその目安です。個々の職場環境などで差があります。

職種に合わせて手術のタイミングを計画することが、スムーズな仕事復帰につながります。

無理に早く戻ろうとすると、かえってダウンタイムが長引いたり、傷の治りが遅れる可能性もあるため、まぶたの腫れや内出血が落ち着くまで焦らず待つ姿勢が大切です。

医師に自身の職種や働き方を具体的に伝え、いつから復帰できそうか十分に相談しておきましょう。職場には、できるだけ余裕をもって期間を伝えておくことで、周囲の理解も得やすくなります。

眼瞼下垂手術から仕事復帰までのスケジュール例

参考:眼瞼下垂手術から仕事復帰までの例

ここでは参考として、眼瞼下垂の手術を受ける場合、どのように計画を立てればよいかスケジュールの一例をご紹介します。

お客様と顔を合わせる機会が多い職種では、腫れや内出血が落ち着くまでの期間をしっかり確保することが大切です。

  1. 手術日を金曜日に設定する(土日休みの場合)
    週末をダウンタイムに充てることで、平日の休暇日数を抑えやすくなります。金曜の午後に手術を受ければ、土日の2日間はゆっくり自宅で回復に専念できるでしょう。
  2. 術前に職場へ報告し有給休暇を申請する
    手術日から1週間程度の休暇を取得できるよう、事前に上司や同僚に相談しておきます。シフト制の職場なら、代わりに入ってもらえる方を確保しておくと安心です。
  3. 術後3日間(土日月)は安静に過ごす
    手術翌日から腫れが強くなり、術後2~3日目が腫れのピークとなります。この期間は無理をせず自宅で安静に過ごします。冷やしたタオルで患部を冷やしたり、頭を高くして寝たりすることで、腫れを軽減できる場合があります。
  4. 術後1週間ほどで抜糸を受ける
    抜糸のタイミングは通常、術後1週間ほどです。この頃には強い腫れのピークは過ぎていますが、まだ内出血や軽い腫れが残っている状態がよく見られます。
  5. 抜糸後の仕事復帰を検討する
    腫れや内出血が落ち着くまでには1~2週間程度かかります。抜糸後でもまだ腫れや内出血が残っている状態ですので、メイクやメガネでカバーできる程度まで回復を待ってからの仕事復帰を検討しましょう。
  6. メイクや眼鏡で見た目をカバーする
    ファンデーションやコンシーラーで内出血をカバーしたり、黒縁メガネで目元の印象を和らげたりする方法があります。切開法の場合、メイクは抜糸後から可能になるケースが多いです。

上記スケジュールはあくまで一例です。あなたの職場環境や回復の見通しに合わせて、医師と相談しながら柔軟に調整していくことが大切です。

事前に職場へ手術のことを伝えておくのが理想的ですが、プライバシーを保ちたい場合は「目の調子が悪くて治療を受けた」と伝えるだけでも問題ありません。実際、まぶたの腫れはアレルギーや炎症でも起こりうる症状のため、詳細を説明しなくても自然に受け入れられることが多いでしょう。

眼瞼下垂手術を受けた後のメイク再開時期や注意点について詳しく知りたい方は、記の記事もあわせてご覧ください。

ダウンタイム中に避けるべき仕事内容&行動6つ

眼瞼下垂術後のダウンタイム中に避けるべき仕事内容

眼瞼下垂の手術後、仕事内容や日常の習慣によって、傷の治りが遅れたり、腫れが長引くこともあるため注意が必要です。

ここでは、ダウンタイム中に避けるべき6つの仕事内容&行動を具体的に紹介します。それぞれなぜ避けるべきなのか、理由もしっかり理解しておきましょう。

あなたの仕事内容や生活パターンを振り返りながら、術後のスケジュールを調整する参考にしてみてください。

力仕事や重いものを持つ作業

重いものを持つと血圧がぐっと上がり、患部への血流が増加して腫れや内出血が悪化することがあります。荷物の持ち運びや力を入れる作業は、術後1~2週間は避けるべきです。

どの程度の重量まで持てるかは個人差があるため、医師に確認しておくと安心でしょう。やむを得ず重いものを扱う必要がある場合は、周囲に協力を求めたり、台車を使うなど、工夫してみてください。

建設業や倉庫作業など、日常的に重労働が伴う職種の方は、十分な休暇期間を確保することが大切です。

長時間のパソコン・スマホや細かい作業

目を酷使すると眼精疲労が増し、患部に負担がかかってしまいます。特に術後数日間は、目を休める時間を意識的に多く取りましょう。

デスクワーク中心の方は、以下の工夫をしてみてください。

  • 1時間ごとに5~10分の休憩を取る
  • 画面の明るさを少し暗めに調整する
  • 目を閉じてゆっくり休む時間をつくる
  • 意識的に遠くを眺めて目の緊張をほぐす

終日、パソコン作業が避けられない場合でも、無理せず適度に休憩しながら進めることで、回復への影響を抑えながら仕事を続けられるでしょう。

飲酒を伴う会食や接待

アルコールは血流を促進し、腫れや内出血を悪化させる場合があります。術後の禁酒期間はクリニックによって異なりますが、少なくとも3・4日から1週間程度、長い場合は抜糸まで、または2週間程度の禁酒を勧めるクリニックもあります。

仕事復帰後、会食や接待の予定がある場合は、手術の日程を調整するか、ノンアルコールで乗り切る工夫が必要でしょう。飲酒が傷の治りを遅らせ、結果的にダウンタイムが長引くリスクがあることを忘れないでください。

身体を動かす業務や運動

身体を大きく動かす業務や運動は、血圧上昇と血流増加を招き、患部の腫れや出血のリスクを高めます。

現場作業や立ち仕事が多い職種の方は、術後1~2週間ほどの業務調整が望ましいでしょう。

長時間の運転や出張などの移動

長時間の運転は目の疲労を招き、集中力が低下して事故のリスクも高まります。術後数日間は視力が一時的に不安定になる場合があるため、特に注意が必要です。

長距離の移動や出張は、術後の体調管理やこまめな冷却ケアなどが難しくなるため、術後1~2週間は避けることをおすすめします。やむを得ず移動が必要なときは、頻繁に休憩を取り、目を休める時間を確保しましょう。

特に、営業職やドライバーの方は、手術のタイミングを慎重に選ぶことが大切です。

夜勤や不規則なシフト勤務

睡眠不足や不規則な生活リズムは、身体の回復を遅らせる要因になります。特に術後1~2週間は、規則正しい生活と十分な睡眠が重要です。

夜勤シフトの調整が可能であれば、手術前後は日勤に切り替えてもらうよう相談してみましょう。やむを得ず夜勤に入る場合でも、できるだけ安静にし、目を休める時間を意識的につくってください。


以上、眼瞼下垂の手術後に避けるべき仕事内容と行動を6つ解説しました。働き方や生活習慣を見直して、回復を妨げない環境を事前に整えておきましょう。

また、術後に腫れがなかなか引かずに不安を感じている方も見られます。腫れが長引く原因や正常な経過との見分け方などを事前に知っておきたい方には、下記の記事が参考になります。

まとめ:ダウンタイムを見据えて安心の仕事復帰を

ダウンタイムは自宅で安静にしながらリラックス

眼瞼下垂の手術を受ける前に、「仕事をどのくらい休めばいいのか」「職場の人に何と説明しよう」などと不安を感じるのも当然です。

ここで大切にしてほしいのは、ダウンタイムを「我慢する期間」ではなく「自分の体を労わる時間」として捉える視点です。日頃、仕事や家事で忙しく過ごしているあなたにとって、術後の休養は心身をリセットする貴重な機会になるかもしれません。

【仕事復帰をスムーズにするために】

  • 手術前に職場の方と十分にコミュニケーションを取る
  • 回復の個人差を受け入れ、焦らない心構えを持つ
  • 周囲のサポートを素直に受け入れる勇気を持つ
  • 「いつまでに戻りたいか」ではなく「いつなら無理なく戻れるか」を考える

職場の方に手術のことを伝えるかどうかは、十分に検討してみてください。正直に話して理解を得るのも1つですし、プライバシーを守りたいなら別の説明でも構いません。

最も重要なのは、術後のあなたが安心して回復に専念できる環境を整えることです。

形成外科専門医やな医師の監修コメント

まぶた手術を得意とする形成外科ドクター簗(やな)

診療の現場で患者さんと接していると、「本当は手術を受けたいけれど、仕事を休めない」と諦めかけている方によく出会います。特に責任感の強い方ほど、周囲への影響を気にしすぎて、自分の健康を後回しにする傾向があります。

でも考えてみてください。眼瞼下垂による視野の狭さや疲労感を抱えたまま働き続けることは、仕事のパフォーマンスにも影響しますし、何より体への負担が大きくなります。

適切なタイミングで治療を受けることは、長い目で見れば職場にとってもプラスになるはずです。

手術を受けるかどうか迷っている方は、まず相談だけでもしてみてください。もし保険適用が可能な症状であれば、想像よりも経済的な負担を抑えて治療を受けられる場合も多いです。

仕事とのバランスを考えながら、あなたの状況に合わせた方法を一緒に考えていきましょう!

まぶた手術を得意とする形成外科Dr.簗(やな)由一郎

監修:簗 由一郎

形成外科専門医の簗(やな)由一郎です。眼瞼下垂などの「まぶたの手術」を専門に、埼玉・東京の医療機関で診療しています。20年以上の経験と技術で、自然で負担の少ない治療を心がけています。お悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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形成外科専門医Dr.やなが運営する、まぶた・目の下のたるみ・クマ・眼瞼下垂治療の専門WEBメディア。埼玉・東京・茨城の10院以上で、目の下のたるみ取り・クマ取り・眼瞼下垂手術を専門に保険適用で治療します。自費の場合も、なるべく負担のないように低価格で医療をご提供したいと思い、まぶたの悩み専門メディアを立ち上げました。