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まぶた・目の下のたるみのお悩み専門WEBメディア

【医師監修】埋没法のダウンタイムが不安な50代へ|期間&切開法と比較

「50代の埋没法って、ちゃんと仕上がるのかな…」
「年齢的に、ダウンタイムがかかりすぎないか?」
「腫れが引くまで、どのくらい仕事を休めばいい?」

まぶたのたるみに悩んで二重整形を前向きに考えながらも、こういった不安が頭を巡っていませんか。

インターネットで調べてみても、20〜30代を想定した情報も多く、50代ならではの体の変化まで踏み込んだ情報は、意外と少ないですよね。

50代の体は、若い頃と比べて回復のペースがゆっくりになる傾向です。同じ埋没法でも、経過や気をつけるべきポイントが変わってくることがあります。

Dr.やなは、形成外科専門医として多くの50代の方のまぶたに向き合ってきた中で、「回復の期間に戸惑う方も多い」と感じています。ただ、事前に正しい知識を持っていれば、そのギャップはぐっと小さくなるでしょう。

この記事では、まぶたのたるみが気になる50代の方に向けて、埋没法のダウンタイムの経過・回復に時間がかかる理由・切開法との違いまで、わかりやすく解説します。

二重の施術を受けるかどうか迷っている方に、判断の手がかりを届けられれば幸いです。

埋没法のダウンタイムはどのくらい?50代の平均期間

埋没法のダウンタイム(50代)

埋没法を検討している方にとって、気になるのはやはり“ダウンタイムの長さ”ではないでしょうか。

一般的には1週間程度といわれていますが、50代の場合は個人差が大きく、2週間前後かかるケースも少なくありません。

「思ったより長い…」と焦らないためにも、症状ごとの経過をあらかじめ把握しておきましょう。

腫れ・内出血・むくみ、各経過を時系列で確認

術後に現れる主な症状は、“腫れ・内出血・むくみ”の3つです。それぞれ現れる時期と落ち着くタイミングが少しずつ異なります。下の表で、おおよその目安を確認してみてください。

症状 ピーク時期 落ち着く目安
腫れ 術後1〜3日目 1〜2週間程度
内出血 術後1〜3日目 1〜2週間程度
(出ない場合もあり)
むくみ 術後1〜3日目 1〜2週間程度

※一般的な目安です。個人差があります。

内出血は出ない方もいますが、出た場合はまぶたや目の周りに青紫色がにじむように広がります。むくみは特に朝起きたときに感じやすく、日中に動くことで少しずつやわらいでいく方が多いです。

50代の場合、これらの症状が複数重なって続くこともあるため、“2週間程度”を見込んでおくと安心です。

「腫れが引いた」=「完成」ではない理由

症状が落ち着いてくると、つい「もう完成した」と思いたくなるものです。しかし、見た目が落ち着いた状態と、二重のラインが完全に安定した状態は別物です。

埋没法では糸でまぶたを留めているため、糸がまぶたの組織になじんでラインが定まるまでに時間がかかります。目安としては1カ月程度で完成形に近づき、安定するまでには3カ月ほどかかる場合もあります

この期間中は、日によって二重の幅が微妙に違って見えたり、左右のバランスが気になったりすることもあります。しかし、それは異常ではなく、糸がまぶたになじんでラインが整っていく途中の状態です。焦らず、経過を見守る気持ちで過ごすことも大切です。

ダウンタイム中に気をつけたい行動とその理由

回復をスムーズに進めるうえで、ダウンタイム中の過ごし方はとても重要です。特に注意したいのが以下の行動です。

  • 飲酒:血行が促進されて腫れや内出血が悪化しやすくなるため、術後1週間程度は控える
  • 激しい運動:同様に血流が増加し、腫れが長引く原因になる
  • まぶたへの強い刺激:目をごしごしこすったり、まぶたを強く押したりすると、糸がずれるリスクあり
  • 長時間のうつぶせ寝:まぶたに圧がかかり、むくみが出やすくなる

「少しくらいなら大丈夫」と思いがちですが、術後の指示をしっかり守ることが、きれいな仕上がりへの近道です。

以上、埋没法のダウンタイムで現れる主な症状の経過と、回復期間中に押さえておきたいポイントについて解説しました。

50代は若い頃より回復に時間がかかる理由とリスク

鏡を見て目元を確認する50代女性

「20代の頃なら1週間で治った」という感覚は、もちろん50代にはそのまま当てはまりません。加齢によって肌や組織の働きが変化しているため、同じ施術でも回復のペースは異なります。

理由を知っておくことで、焦らず自分のペースで回復に向き合えるようになるでしょう。

50代の肌で回復が遅くなる3つの生理的な理由

回復に時間がかかる背景には、加齢にともなう体の変化が関係しています。主な理由は以下の3つです。

  • 【ターンオーバーの低下】
    肌が生まれ変わるサイクルは、20代では約28日といわれていますが、50代では75日前後まで長くなるとされています。傷の修復にも同様に時間がかかる傾向です。
  • 【コラーゲンの減少】
    皮膚のハリや弾力を支えるコラーゲンは、加齢とともに減少します。組織の再生力が落ちるため、腫れや内出血が引くスピードもゆっくりになる傾向があります。
  • 【血行・代謝の低下】
    体全体の代謝が落ちることで、炎症や余分な水分の排出に時間がかかりやすくなります。

※一般的な目安です。個人差があります。

ただ、これらは自然な加齢変化です。「体が弱くなった」と悲観するのではなく、「それだけ丁寧に回復期間をとる必要がある」と捉えると、ダウンタイムの長さに対する焦りや不安がやわらいでくると思います。

まぶたのたるみや脂肪が仕上がりに影響する理由

50代になると、まぶたにたるみや脂肪の厚みが出てくる方が増えます。これが、埋没法の仕上がりに影響することがあります。

埋没法は糸でまぶたを留める施術です。たるみや脂肪が多いまぶたでは、糸にかかる負荷が大きくなりやすく、二重のラインが定着しにくかったり、糸がゆるみやすくなる可能性があります。また、たるみが強い場合は希望の二重幅を出しにくく、仕上がりのイメージと実際の結果にギャップが生じることもあるでしょう。

「埋没法で理想の目元になれる」と期待するのは自然なことですが、まぶたの状態によっては、希望通りの仕上がりにならないケースもあります。

カウンセリングで自分のまぶたの状態をしっかり確認してもらうことが、満足度の高い結果につながるでしょう。

50代で起こりやすいリスクを事前に知っておく

50代の方が特に意識しておきたいリスクは以下の通りです。

リスク 内容
腫れ・内出血の長期化 代謝の低下により、症状が2週間以上続く場合がある
糸のゆるみ・取れ たるみや脂肪の重みで糸への負荷が増し、ラインが崩れやすくなる可能性がある
左右差が出やすい まぶたの状態に左右差がある場合、仕上がりにも差が出ることがある
感染・異物反応 体質や免疫機能の変化などにより、まれに糸への反応が出る場合がある

※個人差があります。すべての方に当てはまるわけではありません。

これらのリスクは、経験豊富な医師による丁寧な施術と、術後の適切なケアによって抑えられる場合も多いです。“知ったうえで選ぶ”ことが、後悔のない選択につながります。

基礎疾患や服薬がある方は必ず医師へ伝える

見落とされがちですが、基礎疾患や服薬の内容は、ダウンタイムの経過に直接影響することがあります。

たとえば、血液をさらさらにする薬(抗凝固薬・抗血小板薬など)を服用している方は、内出血が出やすく、止まりにくくなるケースがあります。また、糖尿病がある方は傷の回復が遅れやすい場合もあり、術後の感染リスクにも影響することがあります。

「美容施術と薬は関係ない」と思って申告しないまま施術を受けると、予想外のトラブルにつながることがあります。持病や服用中の薬がある方は、事前のカウンセリング段階で必ず医師に伝えてください。正直に申告することが、より安全な施術への第一歩です

以上、50代で埋没法を受ける際に回復が遅くなりやすい理由と、知っておきたいリスクについて解説しました。

埋没法と切開法、50代にはどちらが向いている?

50代には埋没法か切開法か

結論からいうと、どちらが絶対によいとはいえません。たるみの程度・希望する仕上がり・生活スタイルによって、向き不向きが変わるためです。

まずは2つの施術の違いをしっかり把握することが、あなたに合った選択への第一歩になります。

埋没法と切開法、基本的な違いを押さえる

2つの施術は、アプローチの方法がまったく異なります。

  • 【埋没法】
    まぶたを切らずに医療用の細い糸で留めて二重ラインを作る施術です。体への負担が比較的少なく、希望に合わない場合は、糸を抜いて元の状態に近づけられる可逆性があるのが大きな特徴の1つです。
  • 【切開法】
    まぶたの皮膚を直接切開して二重ラインを作る施術で、たるんだ皮膚や余分な脂肪を同時に取り除くことができます。修正が難しい反面、効果は長期にわたって持続しやすい傾向です。

どちらも“二重を作る”という目的は同じですが、切らずに済む埋没法と、しっかり切開する切開法では、体への負担・回復期間・仕上がりの持続性のいずれも大きく異なります。

ダウンタイムや効果の持続性などを比較する

50代の方にとって特に気になるのが、ダウンタイムの長さと腫れの度合いではないでしょうか。2つの施術を並べて確認してみましょう。

埋没法 切開法
ダウンタイムの目安 1〜2週間程度 2〜3週間程度
腫れのピーク 術後1〜3日 術後1〜3日
完全に安定するまで 1〜3カ月程度 3〜6カ月程度
修正・元に戻す 可能(糸を抜く) 原則として困難
効果の持続性 数年〜(取れる場合あり) 半永久的に持続しやすい

※一般的な目安です。個人差があります。

切開法はダウンタイムが長い分、たるみへの対応力が高く、仕上がりが安定しやすい傾向です。一方、埋没法は日常生活への影響を抑えやすく、日ごろ忙しい50代の方でも取り入れやすい選択肢といえます。

まぶたの状態によって、向き不向きが変わる

どちらの施術が向いているかは、まぶたの状態によって大きく変わります。以下を目安として参考にしてみてください。

埋没法が向いているケース】

  • 仕事や生活上、長いダウンタイムを取りにくい
  • まずは試してみたい、気に入らなければ戻したいと考えている
  • たるみが軽度で、糸でまぶたを引き上げることで改善が見込める状態である

切開法が向いているケース】

  • まぶたのたるみや脂肪が多く、埋没法では対応しきれない可能性がある
  • 一度でしっかりと、長く持続する二重を希望している
  • ダウンタイムをしっかり取れる環境がある

すでに解説したように、50代でたるみが強い場合、埋没法を選んでも糸に負荷がかかりやすく、ラインが定着しにくいことがあります。その場合は切開法のほうが、結果として満足度が高くなるケースも多いでしょう。

最終的な判断は医師とのカウンセリングで行う

「自分のまぶたはどちらに向いているのか」は、実際に診てみなければわかりません。写真や鏡で確認できる見た目だけでなく、皮膚の厚みや脂肪の量、たるみの程度など、医師が診察して初めてわかる情報が判断の根拠になります。

カウンセリングでは、希望する仕上がりのイメージを伝えるだけでなく、ダウンタイムに取れる期間や、仕事・生活上の制約もあわせて相談してみましょう。

信頼できる良心的な医師は、どちらかの施術を一方的に勧めるのではなく、まぶたの状態をきちんと説明したうえで、患者さんの希望に沿った選択肢を示してくれるでしょう。

そうした丁寧な対応をしてくれるかどうかも、“クリニック選び&医師選び”の大切な判断材料になります。


以上、埋没法と切開法それぞれの特徴とダウンタイムの違い、50代のまぶたの状態に応じた向き不向きについて解説しました。

埋没法のメリット・デメリットや切開法との仕上がりの違いなどについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。

まとめ:ダウンタイムも含めて自分に合った選択を

ダウンタイムも含めて50代から埋没法を検討

50代での埋没法を前にして、「本当に大丈夫だろうか…」と感じるのはごく自然なことです。ダウンタイムへの不安は、正直に向き合うほど深くなるものですが、それはそれだけ真剣に考えている証でもあります。

この記事でお伝えしてきた大切なポイントは、以下の3つです。

  • ダウンタイムには個人差がある
    50代の場合、腫れ・内出血・むくみが2週間前後続くこともあり、完全な安定には1〜3カ月かかる場合もある。「見た目が落ち着いた=完成」ではないことを頭に置いておく。
  • 50代特有の体の変化を知っておく
    ターンオーバーの低下やコラーゲン減少により、若い頃より回復がゆっくりになるのは自然なこと。まぶたのたるみや脂肪の厚みが仕上がりに影響する場合もある。
  • 施術選びは「今の自分のまぶた」に合わせる
    埋没法・切開法のどちらが向いているかは、まぶたの状態・生活スタイル・希望によって異なる。自己判断より、医師との対話で決めることが大切。

施術そのものの出来栄えと同じくらい、術後の経過に寄り添ってくれる医師がいるかどうかも、満足度を左右する大きな要素です。カウンセリングで丁寧に話を聞いてくれるか、まぶたの状態をわかりやすく説明してくれるか、そうした姿勢を見極めることが、後悔のない結果につながるでしょう。

「こんなことを聞いてもいいのか」と思うような疑問こそ、遠慮せず医師に伝えてみてください。

また、一重まぶたのたるみが気になる方の中には、その原因が何なのか、どうすれば改善できるのか悩まれている方も多いのではないでしょうか。加齢や生活習慣など、たるみを引き起こす8つの原因について詳しく知りたい方には、下記の記事が参考になります。

続いて、下記の記事では二重手術の種類や選び方を学ぶことができます。事前に把握しておきたい方は、合わせて確認してみてください。

形成外科Dr.やなの監修コメント

まぶた手術を得意とする 形成外科Dr.簗(やな)

50代の方から「埋没法を受けたいけれど、年齢的にもう遅いでしょうか」と聞かれることがあります。答えははっきりしていて、年齢だけを理由に諦める必要はありません

大切なのは年齢ではなく、“今のまぶたの状態と、それに合った施術を選べているかどうか”です。

私が診察で意識しているのは、「患者さんが何を不安に思っているか」を最初にきちんと聞くことです。ダウンタイムへの不安、仕上がりへの期待、費用への懸念…、それぞれ優先することが違います。その方の生活や価値観に合わせて、その方に合った治療をご提案することが、私たちの役割だと考えています。

「整形=高額」というイメージを持たれている方も多いですが、なお、まぶたの状態によっては、眼瞼下垂症として切開による保険診療の対象となる場合もあります。

まずは今のまぶたの状態をきちんと診てもらい、どんな選択肢があるかを確認することから始めてみてください。その一歩が、納得のいく選択につながります。

お悩みがある方は、まずはご相談だけでもお気軽にお越しください。

まぶた手術を得意とする形成外科Dr.簗(やな)由一郎

監修:簗 由一郎

形成外科専門医の簗(やな)由一郎です。眼瞼下垂などの「まぶたの手術」を専門に、埼玉・東京の医療機関で診療しています。20年以上の経験と技術で、自然で負担の少ない治療を心がけています。お悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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形成外科専門医Dr.やなが運営する、まぶた・目の下のたるみ・クマ・眼瞼下垂治療の専門WEBメディア。埼玉・東京・茨城の10院以上で、目の下のたるみ取り・クマ取り・眼瞼下垂手術を専門に保険適用で治療します。自費の場合も、なるべく負担のないように低価格で医療をご提供したいと思い、まぶたの悩み専門メディアを立ち上げました。