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まぶた・目の下のたるみのお悩み専門WEBメディア

【医師監修】眉下切開の傷跡はいつまで?長引きやすい人の特徴5選

「眉下切開って傷跡はいつまで続くんだろう…」
「仕事は長く休めない…いつから復帰できるの?」

眼瞼下垂やまぶたのたるみを改善したいのに、傷跡の経過を気にして手術に踏み切れない方が多いです。

手術直後の赤みや腫れは、どのくらいで引くのか。人前に出られるようになるまで、何日必要なのか。メイクでカバーできるのはいつからなのか。

こうした具体的な情報がないと、仕事や大切な予定との兼ね合いで、手術のタイミングを決められませんよね。事前にある程度の見通しを知っておきたいと思うのは当然です。

Dr.やなは形成外科専門医として眉下切開を数多く行ってきましたが、術前のカウンセリングで「いつまで傷跡が残るか不安で…」といった方に何度も出会ってきました。でも、その不安の大半は、具体的な経過を知ることで解消できるでしょう。

この記事では、眉下切開の傷跡がどう変化していくか、傷跡が長引きやすい人の特徴まで詳しく解説します。

あなたのライフスタイルに合わせた手術計画を立てるための参考にしてください。

眉下切開の傷跡はいつまで続く?経過の目安

「眉下切開」傷跡の長期経過

眉下切開の傷跡は、術後の時期によって見え方が変化します。手術直後は赤みや腫れが目立ちますが、一般的にほぼ完成するのは術後6カ月~1年ほどです。

ここでは完成までの経過を解説しますが、経過の中で目立つかどうかには個人差があることを知っておきましょう。

術後1週間前後は抜糸までの我慢の時期

眉下切開直後から抜糸までは、傷跡が最も目立つ時期です。この時期の傷跡には、いくつかの特徴的な変化が現れます。それは次のようなものです。

  • 切開ラインに沿って赤みがある
  • まぶた全体がむくんで腫れぼったい
  • 内出血により青紫色の変色が見られる
  • 縫合した糸が見える状態である

※個人差があります。

抜糸は目安として術後7~10日目に行われます。抜糸後も傷跡の赤みはすぐには消えませんが、糸がなくなることで見た目の違和感は少し和らぐでしょう。

この時期は無理をせず、医師の指示に従って過ごすようにしてください。

術後1~3カ月は徐々に落ち着いていく段階

抜糸が終わり、術後1カ月を過ぎると、傷跡は徐々に落ち着き始めます。しかし、この時期はまだ赤みが残っており、ノーメイクで外出するには少し目立つかもしれません。

術後1カ月頃は赤みのピークを迎え、傷跡が赤く盛り上がった線のように見えることがあります。これは傷が治る過程で一時的に起こる現象のため、焦る必要はありません。

術後2~3カ月を迎える頃には、赤みが少しずつ落ち着いていきます。傷跡の幅も細くなり、眉下の自然なラインに馴染み始めるでしょう。

術後6カ月以降で傷跡はほぼ完成する

術後3~6カ月を迎える頃には、ノーメイクでもほとんど傷跡が目立たなくなる傾向です。近くでじっくり見ても、傷跡がどこにあるのかわからないほど自然に仕上がる方も多いでしょう。

先述した通り、ほぼ完成するのは術後6カ月~1年程度かかります。この頃になると、傷跡は白っぽい細い線になり、眉下のラインに馴染んでいくでしょう。

ただし、傷跡が落ち着くまでの期間には個人差があります。肌質や体質、年齢によって治癒のスピードは変わるため、焦らず経過を見守ることも大切です。

仕事復帰やメイクで傷跡を隠せるのはいつから?

眉下切開の術後、仕事復帰やメイクの目安

眉下切開を受ける前、仕事の予定や人と会う約束が決まっていると、ダウンタイムの計画をしっかり立てておきたいですよね。

結論からいうと、仕事復帰の目安は職種や働き方によって変わってきます。メイクで傷跡をカバーできるようになるのは抜糸後が目安です。それぞれ詳しく解説していきます。

職種別の仕事復帰の目安について

眉下切開後は、無理をして早く復帰すると、傷跡の治りが遅くなる可能性もあるため、慎重に判断しましょう。

職種 復帰の目安 注意点
在宅ワーク・
リモート勤務
術後3~4日 画面作業は可能だが目の疲れに注意する
事務職・内勤 術後5日程度 抜糸前でも復帰しやすいが疲労を避ける
製造・軽作業 術後1~2週間 汗をかく作業は腫れや内出血を悪化させる場合がある
接客・販売・営業 術後1~2週間 至近距離で顔を見られる機会が多いため、抜糸後の復帰が安心

※一般的な目安で個人差があります。

職場の理解が得られるなら、正直に伝えて休暇を取るのも1つの選択肢です。メガネや前髪で隠す工夫もできますが、無理のないスケジュールを組むことをおすすめします。

メイクで傷跡をカバーできる目安は抜糸後から

傷跡をメイクでカバーできるのは、抜糸後(目安:術後7~10日目)からです。抜糸前は傷口に刺激を与えないよう、メイクは避けなければなりません。

具体的には、次のようなカバー方法があります。

【参考】

  1. 傷跡の赤みにはグリーン系のコンシーラーを薄く重ねる
  2. 上からファンデーションで馴染ませる
  3. アイブロウペンシルで眉毛を描き足し、傷跡を自然にぼかす
  4. パウダーで仕上げて崩れにくくする

術後1〜3カ月頃は傷跡の赤みが残る傾向ですが、メイクでカバーできる程度です。ノーメイクでも気にならなくなるまでには、3〜6カ月程度かかることを覚えておきましょう。

メイクに不安がある方は、執刀医にカバー方法を相談してみてください。

大切なイベント前なら余裕を持って計画を

結婚式や同窓会、大事なプレゼンテーションなど、人前に出る予定がある場合は、手術のタイミングに注意が必要です。どうしても期間が短い場合は、手術を延期することも検討してください。

焦って手術を受けても、傷跡が気になって当日を楽しめなければ本末転倒です。余裕を持ったスケジュールで計画することが大切です。

眉下切開後の傷跡が長引きやすい人の特徴5選

眉下切開後の傷跡が長引きやすい人の特徴

眉下切開の傷跡がいつまで続くかは、個人の体質や生活習慣によって変わります。ただし、これは決してネガティブな話ではありません。

傷跡が長引きやすい要因を事前に知っておけば、ある程度は対策できます

該当する項目がある方は、医師に相談しながら計画を立てることも大切です。ここでは、注意が必要な5つの特徴を解説していきます。

喫煙習慣がある

タバコを吸う習慣がある方は、傷跡の治りが遅くなる傾向があります。これは、喫煙が創傷治癒に悪影響を及ぼすことが医学的に証明されているためです。

タバコが傷跡に与える影響は、主に2つあります。1つ目は、ニコチンによる血管収縮です。血管が縮むと、傷跡への酸素や栄養の供給が妨げられてしまいます。

2つ目は、一酸化炭素による酸素運搬能力の低下です。これらが重なることで、創傷治癒が遅れ、傷跡が目立つ期間が延びてしまうのです。

対策として、手術の1~2週間前から禁煙を始めることをおすすめします。術後も、創傷治癒が進む期間、特に最初の1~2週間は禁煙の継続が推奨されます。

※創傷治癒とは、体が自然に傷を修復して治していく生体反応のことです。

体質的にケロイドや肥厚性瘢痕ができやすい

ケロイド体質とは、傷が治る過程で組織が過剰に増殖し、傷跡が膨らんでしまう体質のことです。この体質は遺伝する場合があるため、家族にケロイド体質の方がいる場合は注意が必要でしょう。

ただし、顔面や頭部は比較的ケロイドや肥厚性瘢痕が発生しにくい部位という点は安心してください。ケロイドが発生しやすいのは、前胸部、背部、下腹部、耳などの部位です。

とはいえ、体質的に傷跡が目立ちやすい方は、カウンセリング時に必ず医師へ伝えましょう。術後の傷跡ケアをより丁寧に行うことで、リスクを減らせます。

糖尿病などの持病がある

糖尿病などの持病がある方は、傷の治りが遅くなりやすい傾向です。高血糖の状態が続くと、血流障害や神経障害、免疫機能の低下が起こるためです。

たとえば、血流が悪くなると、傷跡への酸素や栄養の供給が不十分になります。また、免疫機能が低下すると、感染症のリスクも高まってしまうのです。

糖尿病以外にも、関節リウマチなどの自己免疫疾患や、ステロイド薬を長期服用している方も、創傷治癒に影響が出る可能性があります。持病がある場合は、必ず事前に執刀医へ申告してください

糖尿病の方は、血糖コントロールを良好に保つことが重要です。術前から術後まで、適切に血糖値を管理することが推奨されます。

術後のケアや紫外線対策を怠る

せっかく手術を受けても、術後のケアを怠ると傷跡が目立つ期間が延びてしまいます。特に気をつけたい点の1つが、紫外線対策です。

傷跡に紫外線が当たると、色素沈着が起こりやすくなります。茶色いシミのような跡が残ってしまうと、改善するのに時間がかかります。

また、医師から指示されたケアを守らないと、治りが遅れる原因になります。「面倒だから…」と自己判断でやめてしまうのは避けましょう。

【術後ケアのポイント(一部)】

  • 日焼け止めを欠かさず塗る
  • 外出時はサングラスや帽子で紫外線をブロック
  • テーピングは指示通りに継続する
  • 医師の指示通りに軟膏を塗布する

特にテーピングは、傷跡が広がるのを防ぐ効果が期待できます。見た目が気になるかもしれませんが、美しい仕上がりのためには欠かせないケアです。

医師の指示を守り、丁寧に続けることが大切といえるでしょう。

生活習慣が乱れている

睡眠不足や栄養不足、ストレスが溜まった状態では、傷の治りが遅くなる場合があります。体の回復力が低下するため、創傷治癒にも悪影響が出るのです。

また、創傷治癒を助ける栄養素を意識して摂ることが大切です。

【創傷治癒に必要な栄養素】

  • タンパク質:肉、魚、卵、大豆製品
  • ビタミンA:レバー、にんじん、かぼちゃ
  • ビタミンC:柑橘類、ブロッコリー、パプリカ
  • 鉄分:赤身肉、ほうれん草、ひじき
  • 亜鉛:牡蠣、ナッツ類、チーズ

術後1カ月は、特に規則正しい生活を心がけてください。睡眠時間は7~8時間を確保し、栄養バランスの取れた食事を3食きちんと摂りましょう。

アルコールの過剰摂取も控えることをおすすめします。お酒を飲みすぎると、血流が悪くなったり、睡眠の質が下がったりするためです。

また、ストレス対策のために、できるだけリラックスできる時間を作り、心身ともに健やかな状態を保ちましょう。

以上、眉下切開後の傷跡が長引きやすい人の特徴を5つ解説しました。該当する項目がある方も、適切な対策を取って、より良い仕上がりを目指しましょう。

眉下切開で傷跡の仕上がりを左右する重要なこと

眉下切開で傷跡の仕上がりで重要なこと

眉下切開の傷跡をいつまでも目立たせないためには、術後のケアだけでなく、そもそも「誰に執刀してもらうか」が最も重要です。

どれほど丁寧にケアをしても、最初の切開や縫合が雑であれば、美しい仕上がりは期待できません

クリニックの知名度やブランド力ではなく、執刀医個人の技術と経験が傷跡の仕上がりを左右します。特に眉下切開は、繊細な技術が求められる手術です。だからこそ、医師選びには慎重になる必要があるでしょう。

執刀医の技術が仕上がりの美しさを決める

同じクリニック内でも、医師によって結果が異なることは珍しくありません。眉下切開では、皮膚の切開ラインをどこに設定するか、どのように縫合するかが仕上がりを左右します。

仮に、経験の浅い医師が執刀すると、切開ラインがずれたり、縫合が粗くなったりする可能性があります。その結果、傷跡が太く盛り上がったり、左右差が出たりするケースもあるでしょう。

特に重要なのは、眉下切開の症例数が豊富な医師を選ぶことです。まぶたの手術全般の経験があっても、眉下切開に特化した経験がなければ、理想的な仕上がりにならない場合が多いです。

また、大手クリニックだから安心というわけではありません。誰が執刀するのかを必ず確認し、その医師の実績を十分にチェックしましょう。

カウンセリングで必ず確認したいポイント

医師選びで失敗しないためには、カウンセリング時に具体的な質問をすることが大切です。遠慮せずに、気になることはすべて聞いてみましょう。

確認すべきポイントを表にまとめましたので、参考にしてください。

確認項目 重要度 チェックポイント
執刀医の経験 眉下切開の年間症例数、執刀年数
症例写真の確認 術前術後の複数症例、経過写真の有無
切開位置の説明 眉下のどこを切開するかの説明があるか
抜糸のタイミング 何日目に抜糸するか、その理由
ダウンタイムの説明 腫れ・内出血の期間、仕事復帰の目安
術後ケアの指導 テーピング期間、紫外線対策、軟膏の使用方法
リスクの説明 左右差、感染、傷跡が目立つ可能性
料金の内訳 手術費用に含まれるもの、追加費用の有無
保険適用の可否 眼瞼下垂の診断に伴って保険適用できるか

※一般的な目安です。

特に症例数は、クリニック全体ではなく執刀医個人の実績を聞くことがポイントです。

また、カウンセリング時の態度からも、信頼できる医師かどうかが見えてきます。営業トークばかりで高額な治療を勧めてくる場合は要注意です。

料金だけで判断しない姿勢をもつ

眉下切開は、手術という大きな決断です。料金の安さだけで判断するのは危険といえます。

格安のクリニックでは、経験の浅い医師が執刀するケースや、十分なカウンセリング時間が取れないケースもあります。かといって、高額だから必ず技術が高いわけでもないですが…。

大切なのは「料金が適正かつ、確かな技術と実績をもつ医師を見極めること」です。その際に、以下の点もチェックしておきましょう。

  • リスクやデメリットも正直に伝えてくれる
  • 質問に対して丁寧で具体的な説明をしてくれる

カウンセリングでは、ホームページだけではわからない医師の人柄や方針を理解しながら、実際に対面したときの印象や雰囲気も含めて選ぶことが大切です。

眼瞼下垂手術を検討されている方で、信頼できる医師の選び方を知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。

まとめ:傷跡がいつまでか知り眉下切開の計画を

まぶた手術を得意とする 形成外科Dr.簗(やな)

この記事を通じ、眉下切開の傷跡がいつまで続くのか、具体的な経過がわかったと思います。ただし、傷跡の経過には個人差があることも忘れないでおきましょう。

喫煙習慣のある方や特定の体質、持病がある方は、事前に必ず医師へ相談してください。

【あなたが今日からできること】

  • ライフスタイルと照らし合わせて手術時期を考える
  • 傷跡が長引きやすい要因に該当するか確認する
  • 信頼できる医師を見つけるための情報収集を始める
  • カウンセリングで聞きたいことをメモしておく

眉下切開は、正しい知識と準備があれば、あなたの印象を変える大きな選択肢の1つとなります。

傷跡への不安が少しでも軽くなったなら、次はカウンセリングという小さな行動を起こしてみませんか?無理のない計画を立てながら、ぜひ前へ進めてみてください。

形成外科Dr.やなの監修コメント

眉下切開を検討している方から「傷跡が心配で踏み切れない…」という声をたくさん聞いてきました。そこで、私がお伝えしたいのは、傷跡を抑える技術は年々進歩しているということです。

ただし、医師の技術によって結果は大きく変わります。だからこそ、実績や経験が豊富で、あなたの不安に真摯に向き合ってくれる医師を選んでいただきたいと思います。

私は埼玉・東京・茨城の10院以上で眉下切開の治療などを行っています。「いつまで傷跡が続くのか」「自分の体質で大丈夫か」といった具体的な質問にも、一人ひとりに合わせてお答えしますので、まずは気軽に相談にいらしてください。

まぶた手術を得意とする形成外科Dr.簗(やな)由一郎

監修:簗 由一郎

形成外科専門医の簗(やな)由一郎です。眼瞼下垂などの「まぶたの手術」を専門に、埼玉・東京の医療機関で診療しています。20年以上の経験と技術で、自然で負担の少ない治療を心がけています。お悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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形成外科専門医Dr.やなが運営する、まぶた・目の下のたるみ・クマ・眼瞼下垂治療の専門WEBメディア。埼玉・東京・茨城の10院以上で、目の下のたるみ取り・クマ取り・眼瞼下垂手術を専門に保険適用で治療します。自費の場合も、なるべく負担のないように低価格で医療をご提供したいと思い、まぶたの悩み専門メディアを立ち上げました。